<今週の聖句>
「私たちは肉において歩んでいますが、肉に従って戦うのではありません。」
( コリントの信徒への手紙2 10章3節 )
<今週の奨励>
「石投げ紐を手に」 (高橋一酪農学園大学宗教主任)
私の好きな国語辞典に『三省堂新明解国語辞典』があります。この辞書は言葉の定義や説明がとてもおもしろいのです。例をあげましょう。
昨日は衆議院議員総選挙でした。各政党がマニフェストと呼ばれる「公約」を掲げました。「公約」という言葉は、この辞書ではこう説明されます。【公約】政府・政党など、公の立場にある者が選挙などの際に世間一般の人に対して、約束すること。また、その約束。〔実行を伴わないことも多い〕。この〔 〕の中の一言が効いていますね!
さて、日本は第二次世界大戦に敗北して今年で64年になります。日本人はこの戦争の敗北によって、初めて平和を"身に沁みて"考えるようになりました。平和の大切さを"肝に銘じた"のです。日本国憲法で保障されている《基本的人権の尊重》や《主権在民》は"目からウロコ"でした。私たちは自分の頭だけでなく、体全体で物事を体験しないと、ほんとうに大切なことは理解できないようです。
選挙も平和を実現する試みの一つですが、平和のための戦い方はいろいろです。旧約聖書によれば、少年ダビデがゴリアテという敵の大男の武将を倒したエピソードが出てきます。ここには立派な武具によってではなく、ふだんから自分の生活になじんでいた道具、自分の身の丈に合った石投げ紐(ひも)を使って勝利したと書かれています。私たちも日常の生活の中で少しずつ、平和のための《自分なりの戦い方》を身につけておきたいものです。





















