【学校礼拝】入学記念礼拝(第2回)

Date:2019.04.10

 

「惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、

惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」 ( コリントの信徒への手紙Ⅱ 6章9節 )

奨励題  「 先を見据えた生き方 」

奨励者        肥 田 信 長

「あの時、こうしておけばよかったのに…」そんな風に後悔してしまうことがあります。

後悔ばかりの人生を歩むと、残念ながらよい人生とは言えなくなってしまいます。

また、この世にタイムマシンがあるわけではないので、「あの時」に時間を戻すことはできません。

後悔がない生き方をするためには、どのようにすればよいのでしょうか。
私たち人間一人ひとりには、神さまから異なった賜物(個性)が与えられています。

聖書は、その個性を自分のためだけに用いるのではなく、しっかりとこの世のために用いて

輝かせることができているのかどうかをわたしたちに問いかけているのです。
人間は少しでも楽、少しでも得である方を選び取ろうとすることがあります。

しかし、楽や得ばかりを追いかけてしまうと、せっかく成長できるチャンスを見失うことにつながります。

しかし、人間関係で信頼を得るには、できる限りの努力を積み重ねるしかないのです。

これから歩む人生で、チャンスを得ようとするならば、辛いように感じる努力を様々な人に対して行動に移し、

協力関係を築いていく必要があるということなのです。
チャンスを手に入れるためには、チャンスが目の前にあることに気づく必要があり、

また気づいたチャンスに手が届くところまで前もって努力しておく必要があります。

そして、与えられたチャンスを生かしきれるかということが大きな人生の質の違いとなっていきます。

周りの人々の気持ちを考え、相手のために自分の努力の種を蒔き続けることで、

自分が求めていた以上の豊かな結果が与えられるのです。