新時代の学びで未来に夢を描け。
私たちの生活を脅かす新型コロナウイルスは、姿かたちを変えながら、地球上で生き延びようとしています。残念ながら、人間の力は未だ勝ることができていません。おそらくこの一年も、苦悩の日々と覚悟を決めています。
しかし、それはあきらめではありません。長い地球の歴史、人類発展の足跡は、もっともっと大変な時代を乗り越えてきました。だからこそ今、私たちは生きているのです。私たちの先達は、その困難を乗り切る強い心と力を、私たちに受け継いでくれました。
教育の使命は、社会に貢献できる人材を世に送り出すことにあります。酪農学園の使命も、「三愛主義」「健土健民」の建学の精神のもと、社会発展に有為な人材養成にあります。知識、学歴偏重の教育から、人として豊かな心、たくましい力、何より目標に向かって努力を重ねる、あきらめない強い人間力を育む教育に転換していかなくてはならないと考えています。未来を担う人材として何が今必要なのかを追究しなければならない 時です。
本校は、酪農学園大学と連携して、世界に羽ばたく次代を担う人材を「農」「食」「環境」そして「いのち」の学びを通じて育んでいきます。かたちや手法は異なっても、とわの森三愛高校の学びは、真に豊かな社会づくりに貢献する姿を追い求めていきます。それぞれの目標は、あきらめたら失敗です。あきらめない限り夢は繋がります。中学生の皆さん、この広大なキャンパスを活用して、一緒に夢を紡ぎましょう。
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校長
清澤 城次