食を通して未来を見据える。
定員/30名
OVERVIEWコースの概要
作物の栽培、調理・加工、流通、販売まで創造性豊かな「食」を学ぶフードクリエイトコース。
基本的な栽培法や食の栄養、食がもたらす健康について学ぶことができます。
自分たちで収穫した野菜を実際に消費者へ届けたり、お客様と直接触れ合い、生の声を聞くことで、流通や販売などを含めた食が果たす社会的役割について学びます。
その他、高大連携授業や共同研究によって大学教員から学ぶ機会もあり、「食」に関する興味・関心を深めます。
FEATUREコースの特徴
地元の企業や農家との交流
地元の企業や農家などとの積極的な交流が、フードクリエイトコースの実習の場となります。
これまではホテルエミシア札幌や本校学食を提供している給食委託会社の協力を得て、メニュー考案やマーケティング体験を行ってきました。
他にも江別市内の小学生を対象に、「やさい博士への第1歩」を実施し、小学生と収穫や調理の体験交流を行っています。
また、地元江別市の農家に協力していただき、トマトの定植をし、収穫したトマトを用いた手づくりケチャップを販売しています。これらの校外活動を通し、幅広く食について学んでいます。
食をトータルで学ぶ「総合実習」高大連携
「総合実習」の授業では「栽培」「調理・加工」「流通」「販売」と食に関することをトータルで学びます。
学園内にある自分たちの畑やビニールハウスで野菜を栽培し、管理、収穫まで行います。
収穫した野菜は調理・加工するだけではなく、校内やイベントで販売をします。自分たちがつくったものを通してお客様と直接触れ合うことで、より実践的な学びをします。
2021年より大学・食と健康学類との共同研究を開始し、自分たちが考案した江別産野菜を取り入れたランチBOXの販売や大学での食品科学研究への参加を行っています。
LEARNING3年間で学ぶこと
- 1年次
- 食の安全・安心を求め、健康や栄養の基礎知識を習得します。食が果たす社会的役割を理解し、行動する力を養います。
- 2年次
- 栽培、調理・加工、流通、販売の学びを深め、「農・食」に関する総合的な知識・技術を習得します。
- 3年次
- 日本や世界の食糧事情を広く捉え、「食」に関する進学を目指し、主体的に活動する力を身につけます。
COURSE主な進路
管理栄養士を目指すならフードクリエイトコース
- 酪農学園大学(管理栄養士コース)への内部進学
- 全国の国公私立大学への進学
- 栄養系の短大、調理・製菓の専門学校への進学
進路実績
酪農学園大学(食と健康学類、管理栄養士コースなど)/帯広畜産大学/北海道教育大学/国際基督教大学/関西大学/実践女子大学/東京聖栄大学/淑徳大学/獨協大学/天使大学/札幌保健医療大学/北海道科学大学/光塩学園女子短期大学/北海道武蔵女子短期大学 など
VOICE在校生の声
在校生の声
管理栄養士として多くの人に食の楽しみを
このコースは、食に関わりたいという夢の実現を力強くサポートしてくれます。卒業後は酪農学園大学に進学し、管理栄養士の道に進むため、今は食に関わる専門教科の学習に一生懸命励んでいます。将来は、たくさんの人達に食べることの喜びを味わってもらいたいと考えています。
フードクリエイトコース 3年
酒井 郁奈さん
出身中学/札幌市立札幌中学校
MESSAGEメッセージ
卒業生メッセージ
食の知識や理解を深め、管理栄養士に
高校では、食に関する知識を深めながら、メニューを考え実際に作ったことが印象的です。生徒会役員として、様々な視点で考える力を身につけました。大学では、専門的な栄養の知識を覚えるのが大変でしたが、現在に役立っています。今後は、実践的な経験を積み、資格取得にも挑戦したいです。
日清医療食品株式会社 北海道支店
石田 奏絵さん
フードクリエイトコース2020年卒業/酪農学園大学進学
教員の声
「食」をトータルに学び、 人として成長する
フードクリエイトコースは、「栽培」「流通」「調理・加工」「販売」の 4つの柱で、食をトータルに学ぶことのできるコースです。
普通科の一般的な教科を学習する一方で、酪農学園の広い敷地で行われる圃場実習(畑作業)。ケチャップやパウンドケーキなどの加工、そして販売。収穫した野菜を使用した調理実習。今の世の中の流れを学ぶ授業。これらは、他の普通科の高校では学ぶことができません。
はじめは「畑の実習が嫌だ」と言っていた人も、その思いは、苦労を重ねて実った作物を収穫し、試食した時に「おいしい!」という喜びに変わります。また、クラスの仲間と一致団結して協力する姿勢も自然と身についていきます。将来は、食に関連する学校への進学を想定していますが、高校3年間の中で違う分野に興味を持つこともあるでしょう。どのような分野であっても、私たちは皆さんの将来をしっかりとサポートしていきます。
先輩たちは、「フードに入ってよかった」と言ってくれます。とても嬉しいことです。食べることは、一生続くものです。自分たちの食だけではなく、周りの環境(自然・社会)にも配慮できる人になりませんか。
フードクリエイトコース コース長
龍 梓教諭
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