【新入生、在校生そして保護者の皆様へ】2020年度 始業、入学に際してのメッセージ(第2報)

Date:2020.04.22

2020年4月22日 17:00発出

 

新入生、在校生そして保護者の皆様へ

 

2020年度 始業、入学に際してのメッセージ(第2報)

 

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校長 西田 丈夫

                

北海道、江別も春の訪れを感じる日々が続き、遠からず桜の花咲く頃となりました。本来であれば、新年度の慌ただしさもひと区切り付き、学習、クラブ活動などが本格化してくるころですが、残念ながら、いまだコロナウイルス感染症拡大の収束も見通せず、大変心苦しい毎日を送ることは、全国で学校再開を待ち望んでいる生徒、保護者の皆様も同じ心持ちであると拝察するところです。

現在、本校では、新型コロナウイルスの感染防止の観点と、いち早い学校正常化を望む声の狭間で、その対応に大変苦慮しているところです。一方で、教職員の安全確保や社会的役割を果たすための諸対策を講じなければならず、結果として、生徒諸君へのきめ細やかな対応に至らない点もあり、大変申し訳なく感じているところですが、まさしく長い学校教育の歴史の中で、誰もが経験したことのない状況であることをご理解いただき、ご容赦をお願いするところです。

このような事態の中ですが、学校としては、当面の目標とする5月11日以降の学校正常化に向けて努力を重ねて参りますので、連休を含むこの2週間においては、「宣言」が示す「3密」回避に十分ご配慮いただき、生徒諸君においては家庭学習に傾注するようにお願いします。

最後に、この事態において、新型コロナウイルス罹患者、医療関係者やその家族、またリスクを負いながら社会基盤を支えて入れている人々に、心ない誹謗中傷さらには暴力的行為までが、頻発する状況にあります。特に献身的に仕事に励む方々に対するこれらの行為は、本校の教育理念からも絶対に看過できるものではありません。

この状況下で、人として取るべき行為は如何にあるべきか、本校に学ぶ生徒の皆さんは十分に理解しているはずです。厳しい試練ではありますが、その中にも学ぶべきものは必ずあることを、今は教えてくれています。国民総意の行動と努力により、この連休明け、新型コロナウイルス禍が収束の方向に向かうことを心より祈念致します。

以 上