【日曜メッセージ】「 Praise! 」

Date:2020.11.29

本日も日曜メッセージをお届けします。生徒の皆さんは臨時休校中、自宅での待機となりますが、心を落ち着けて過ごしてください。

 

力強い御業のゆえに  神を賛美せよ。

大きな御力のゆえに  神を賛美せよ。

(詩篇 150篇2節)

賛美のことを英語で“praise”といいます。“praise”とは「ほめる」という意味です。つまり、何かすごいことをした友達や仲間に対して、「すごーい!」と言うのと同じように、「神様、すごーい!」と言うのが賛美です。

賛美の音楽そのものも、パイプオルガンの伴奏による厳かなものだけではありません。ギター、ベース、ドラムなどの伴奏もあります。賛美には「~でなければならない」というものはなく、形式は自由なのです。

学校礼拝で使う「讃美歌」の歌詞は、もともと英語の歌だった讃美歌を、メロディーに合わせて、出版当時(今から100年位前)の日本語の言葉遣いで無理やり翻訳したので、古文のような文語調の表現が多くなっていますので、分かりづらい時がありますね。逆に、元の英語の歌詞で聞くとわかりやすい場合があったりします。今日、この後歌う讃美歌461番「主われを愛す」もそうかも知れません。実際に聞いてみてください。

Jesus loves me!  This I know,

For the Bible tells me so;

Little ones to Him belong;

They are weak, but He is strong.

Yes, Jesus loves me!

Yes, Jesus loves me!

Yes, Jesus loves me!

The Bible tells me so.

なぜ、私たちは神様を賛美するのでしょうか。それは今日の聖書の言葉の通り、神様の力強い御業、そして神様の大きな御力のゆえに賛美するのです。聖書は、神様は何でも知っていて何でもできる方(全知全能)であり、世界を、この地球も宇宙も、そこに存在するすべてのものを創造されたと記しています。私たちも神様によって創造された存在で、神様は今も私たちの人生をいっしょに歩んでくれています。神様の姿は、私たちの目で見ることはできません。見えないので、信じることは難しいのかもしれません。でも目に見えなくても、「私」という人格や体を母の胎によって造られたのは神様です。神様はあらゆる場面で私たちを守っていてくださるのです。このことはすごいことです。世界のすべてを造られた神様が、その中のたった一人の人間に過ぎない「私」を覚えていて、これほどまでに愛して導いてくださること自体がすごいことです。それに気づく時に、心から神様をほめる賛美が生まれるのです。今度、賛美をするときは「神様はすごい」との思いを、形式にこだわらないで思い切り賛美してみてください。皆さんにとって賛美が身近なものとなるように願っています。

(教諭 池田 淳郎)