【生徒、保護者の皆様へ】2021’ 新年の校長メッセージ

Date:2021.01.07

2021′ 新年の校長メッセ―ジ

 

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校長 西田 丈夫

 

 生徒、保護者の皆様、2021年あけましておめでとうございます。コロナ禍で大変苦慮した昨年の学校運営に多大なご協力を賜り、改めましてお礼を申し上げるとともに、新年も引き続きご支援を賜りますよう重ねてお願いを申し上げます。

 地元、道内はもとより、全国各地にいる本校生徒にとって、それぞれの地域での新年は、さまざまな様相を呈していたと推察いたします。例年であれば、新年の喜びと希望に満ちた年末年始のところ、今年は制約と警戒の中、少し重苦しい年頭となり私も残念な思いをいたしました。

さて、北海道においては、一時的に新型コロナウイルス感染者数も落ち着き始めたところですが、広く報道されているように、地域や医療体制においては、大変厳しい状況にあることは変わりありません。また、全国的視野ではますます厳しさを増す状況となっています。特に、医療体制の逼迫、重症者数の増加は、もはや限界を超えていると認識すべきと考えます。

このような中、本校においても、足元だけに目を向け、「ここは大丈夫」と安心することは時期尚早です。ぎりぎりの状態で対応を迫られている医療、福祉、行政で奮闘されている方々へ、安易な判断でさらに負荷をおかけすることは慎まなければなりません。

しかしながら、生徒への高校教育の保障の観点からすれば、オンライン授業や課題での対応はもはや限界でもあります。

大変厳しく、苦しい判断ではありますが、感染予防と教育保障の両立を目指しながら、その時々の判断をお伝えし、ご理解とご協力をお願いすることといたしました。ホームページでの情報を適宜ご覧いただき対応をお願いいたします。

なお、残念なことに使命感をもって献身的に医療、介護のみならず清掃業等に携わっている方々への誹謗中傷が後を絶たないとの報道があります。本校の目指す人間教育にあって、この現状を看過できません。特にSNS等の書き込み、言葉遣い等には特段のご配慮をいただくとともに、保護者の皆様におかれましては、お子様のご指導をお願い申し上げます。

国民みんなの努力で、この事態が早期に収束することを祈り、新年にあってのメッセージといたします。