【全校生徒、保護者の皆様へ】新年度スタートに際しての校長メッセージ

Date:2021.04.20

2021年4月20日

 

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校長 西田 丈夫

 

新年度スタートに際しての校長メッセージ

 

今年の冬は「コロナ禍」の影響もあり、気持ち的にとても長く厳しく感じていましたが、ようやく暖かい日の光に春を感じることができるようになりました。そのような中、新型コロナウイルスは、また猛威を振るおうとしています。

その影響は本校も無縁ではありません。今年度も、始業、入学式を1週間延期することを余儀なくされ、その後1日ではありましたが臨時休校としなければならない事態となりました。

日本では新型コロナウイルス感染が広がり一年半が過ぎようとしていますが、この状況に明るい兆しは見当たりません。それどころか変異株の出現により若年層への感染拡大の危機感は増すばかりです。

ご承知のとおり本校では、道内外への移動を伴う教育活動、活発な部活動、全国から集う高校生と大学生との接触が避けられない寮運営など、他校に比べて極めて高いリスクを背負っています。

今まで関係の皆様のご協力により、最小限の影響にとどめてきましたが、この閉塞感や様々な制限に限界を感じているところです。何とか、感染拡大防止対策と教育活動の両立を目指して努力いたしますので、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。

なお、現在、京阪神地区に「緊急事態宣言」、関東・中京地区及び沖縄県等に「まん延防止等重点措置」が発出されています。また、今後、「緊急事態宣言」地域の拡大も想定されます。

このような事態が今後も一定期間継続する可能性があることから、各種行事や研修旅行の計画変更、部活動等の制限等は避けられません。また、ゴールデンウィークを控え、寮生の帰省等についても一部制限が必要な状況です。生徒、保護者の皆様には大変ご負担をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

最後に、コロナとの闘いは最善を尽くしても完全な感染回避は不可能です。対策をしても生じてしまう感染者やその家族への心無い誹謗中傷、無責任な情報発信等は厳に慎まなくてはなりません。

今こそ建学の精神「三愛主義」が試されるときです。使命と責任感のもと、懸命にご尽力いただいている医療、介護等の関係者、各地域や家庭で感染防止に努められている皆さんへの思いを深くしながら、この事態を乗り切る決意を皆さんと共有したいと思います。

以 上