【関係各位】本校男子バスケットボール部クラスターに係る再調査について
Date:2021.06.07
2021年6月7日
酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校長 西田 丈夫
この再調査は、体調不良生徒がいたにもかかわらず、その報告を怠り、実態を隠ぺいして大会に出場していたのではないかとの情報が複数あり、その内容に一定の具体性と信ぴょう性があることから、再度大会前後も含めて、詳細な調査が必要との判断で実施したものです。
1、疑念を持たれている事象
一部生徒が体調不良にもかかわらず大会に出場していた。そのことを対戦相手の一部は友人を介して聞き及んだ。もし、事実であれば、教育機関として不適切な判断ではないかとの指摘である。
2、これまでの本校の見解
大会規定等及び本校独自の安全対策に係る指示に反して大会出場はしていない。その根拠は次のとおり。
・部活動関係者からの聞き取り
・ 大会事務局提出の健康調査
・ 本校独自の健康観察要領等
・ネット上の情報は具体性にかけ、確認ができない。
3、再調査の観点
(1)疑念を持たれる原因となる事象は皆無であったか。
(2)誤解を生じさせる事象はなかったか。
4、再調査の結果
大会規定(発熱、咳、咽頭痛などの症状)に違反して、大会出場した事実はないが、指導者(顧問、コーチ)の判断について、結果的には適切さを欠くと言わざるをえない点があった。
なお、聞き取り調査の内容を掲載しましたが、生徒個人の特定につながる恐れがあるとのご指摘があり、6/8 12:15の時点で削除いたします。
5、再調査結果に対する顧問等指導者の認識
(1)大会の規定は承知し、それに準拠する姿勢は強く持っていたが、結果的にこのような事態となり判断に適切さを欠いた。
(2)強度の高い練習を重ねている中で、一般的な体調不良を呈する場合は多々あり、日常的に起こりがちな体調変化の範囲との認識であった。
6、再調査結果を踏まえての本校の見解
(1)大会規定等及び本校独自の安全対策に係る指示に反して大会出場はしていないが、結果的には反省すべき点があった。
(2)平時であれば問題とならない事象でも、この機の判断として適切さを欠いたと言わざるを得ない。
(3)校内での教職員の報告体制について、不十分な点があった。
今回の事象について、関係者の皆様や間接的な立場にある方々に大変なご迷惑をおかけしていることに心より、あらためて深くお詫びを申し上げます。
なお、本校男子バスケットボール部員への具体的感染経路は不明です。意図しない感染は完全には防ぐことはできません。結果は謙虚に受け止めるところですが、生徒への非難につながらないよう、よろしくお願いいたします。
以 上