獣医・理数コースでは、2018年度から毎年、薬剤耐性菌に関する課題研究に取り組んでいます。薬剤耐性菌とは抗菌薬（抗生物質）に耐性を持った細菌のことで、抗菌薬の使用によってその数が増えており、現在世界中で問題になってきています。
今年度の研究活動は、6月23日（水）・24日（木）に行った実験から本格的にスタートしました。実験前に仮説を立て、７月７日当日は酪農学園大学獣医学類の福田昭講師の指導のもと、ペットや牛舎など、各自様々な場所から採取したサンプルに含まれる細菌が薬剤耐性菌かどうか確かめる実験を行いました。菌を寒天培地で培養するという、普段の授業と全く異なる内容の実験なだけに、みんな緊張しながらも、興味津々。好奇心をそそられる実験でした。
今後は実験結果を踏まえ、本学園で9月に行われる獣医学会の高校生研究発表企画（サイエンスファーム）や10月に行われる北海道高文連理科専門部研究発表大会に向けて準備を進めていきます。