【日曜メッセージ】「 感謝、どんなことにも感謝 」

Date:2023.04.09

今日4月9日はイエス・キリストの復活を祝う日、イースターです。まず皆様にイースターのお喜びを申し上げます。私たちの救い主として、信じる者の罪を許し、新しい命を与えてくださったキリストを覚えて過ごす時としてください。

 

今週の日曜メッセージは、始業礼拝メッセージ(年度聖句から)をお届けします。

 

「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」

 (テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5章18節)

 

現代を生きるわたしたちの周りには、とても大きな課題や多くの困難があります。それでも、わたしたちは、感謝することができるでしょうか。それができるヒントを聖書は示します。世界の全てを創り、わたしたちに命を与え、キリストの十字架による救いを与えてくださった神は、私たちを愛してくださる神です。わたしたちはキリスト・イエスにあってその神に祈り、賛美し、願うことができるのです。そして、その神がわたしたちに最も良いものを与えてくださることを知った時、信じた時、その全てを感謝する人となることができるのです。神はわたしたちに最善のものを与え、最善の事を実現してくださる愛の神なのです。

わたしたちに必要なものが何であるのかを知っておられる神は、厳しさや試練を含めて与えるお方です。全てのものは神が愛をもってわたしたちに与えてくださるものなのです。喜びも楽しみも与えられますが、悲しみや辛さという逆境も、あなたの成長のために、あなたのこれからの人生のために必要なこととして、神が愛をもって与えてくださるのだと知った時、わたしたちは「どんなことにも感謝」することができるようにされるのです。この感謝が私たちの心にあふれると、わたしたちの見方が大きく変わっていきます。自分中心で自分都合の見方では気づけなかった視点、仲間のために、隣人のために、世界のために自分が必要とされていること、そのために自分に成長が準備されていることに気付くのです。課題は大きくても、困難は変わりなく存在しても、キリスト・イエスにあってわたしたちが神と共にいるならば、あなたの未来は全く違って見えてくるのです。

感謝を胸にこれからの一年を歩むあなたを、神は大きな愛で支えてくださいます。そして、わたしたちの学校の建学の精神である、「三愛主義」と「健土健民」を実現する人への成長をなしとげさせるのです。さあ、仲間と一緒に、いくつもの感謝を発見する一年にしましょう。

(宗教部長 久保木 崇)