「第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』」

マタイによる福音書 22章39節

今日はみなさんと「隣人愛」について一緒に考えたいと思います。まずはじめに『ぼくにもそのあいをください』という絵本を紹介します。この絵本は「ティラノサウルス・シリーズ」の一つで、他には映画化された『おまえうまそうだな』という作品があります。作者の「宮西達也（みやにしたつや）」さんはクリスチャンの作家で、聖書がいう「愛」について、この絵本を通して私たちに語りかけていると私は思っています。(宮西達也 作・画　ティラノサウルス・シリーズ『ぼくにもそのあいをください』ポプラ社)

ところで「愛」とは何でしょうか？「家族愛」「友人間の愛」「男女間の愛」など色々ありそうですが、これらの愛に共通して言えることは、イエス・キリストがもっとも大切な戒めとして教えた「隣人を自分のように愛しなさい」ということです。

皆さんは、自分を愛していますか？「自分を愛する」はなかなかイメージしづらいですね。では「愛」を「大切」という言葉でおきかえてみましょう。皆さんは「自分を大切に」していますか？そして、自分を大切にするのと同じように、自分の家族や友人、クラスメイトなど、自分の周りの人を大切にしてほしいと思います。

最後にもう一つ、聖書の箇所を紹介します。

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人とともに泣きなさい。」（ローマの信徒への手紙12章15節）

(教諭　新井　昭雄・聖書科)