【日曜メッセージ】「 互いに愛す 」(学校祭礼拝)

Date:2023.07.16

(本日は、学校祭1日目(7/13)に行われた「学校祭礼拝」のメッセージをお届けします。学校祭は3日目(7/15)の一般公開を含め無事終了いたしました。ありがとうございました。)

「愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。」 (ヨハネの手紙Ⅰ 4章7節)

学校祭を迎えました。4年ぶりの一般公開を含む3日日程の「とわ祭」に向けて、皆さんはテーマとして掲げた「Be The Best」を目指して取り組んできました。それぞれの努力と積み重ねが、素晴らしい結果へと結びつく学校祭となるよう、思いと力を合わせて過ごす3日間にしましょう。

さて、私たちの学校における最大のテーマは何でしょうか。そうです、それは「愛」、学校名にもある「三愛」です。聖書は「最も大いなるものは愛である」と言っています。この「愛」について、私たちは本物のBestを目指しているでしょうか。目に見える素晴らしさがBestなものだと思い込んでいないでしょうか。整えられたもの、美しいもの、唯一のものが「形」として現れると、その外見に目を奪われてしまうことはないでしょうか。しかし、外見ではなく、そこに本当の価値を与えているものは「内なるもの」であることを忘れてはいけません。それこそが「愛」なのです。

今日の聖書の言葉は、「神こそが愛である」ことを大胆に語るのです。私たちに愛を与え、私たちの内に愛を宿らせるのは神です。愛は神から出るものなのです。その愛を受けた私たちがなすべきことは、「互いに愛す」ことだと教えています。学校祭で互いに発表し、互いに発信するあらゆる活動は、根幹にこの「愛」があるものなのです。愛をもって語り、愛をもって歌い演奏し、愛をもって踊り、愛をもって演じ、愛をもって展示し、愛をもって販売するのです。それらを受け止める側である仲間たちにも神からの愛があり、全ての活動を支える側にも神の愛があること。ここに愛に裏付けられたBe The Bestが実現するのです。

そして最終日の一般公開。神から私たちに与えられた「愛」が、来場される方々へと向けられるのがこの場面です。私たちを支えてくださる多くの方々が来場されます。その方々にも、私たちが神からいただく愛をお届けしたいと思います。自分の満足で止まる愛ではなく、互いを愛す愛を実現して、全員でこの「とわ祭」を完成させましょう。

(宗教部長 久保木 崇)