【日曜メッセージ】「神によって結ぶ実」

Date:2023.10.22

「霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。」 

ガラテヤの信徒への手紙5章22節23節

 

聖書の言う「霊の結ぶ実」とは、すなわち神が共にいてくださることの結果をさしています。その実は具体的にはどんな実なのかを聖書は明らかにしています。それは、愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制だと教えているのです。

ここにあげられる実は、愛を根源とする具体的な8つの実とも理解できます。そのすべてが神の愛のもとに一つのものとして調和しているのです。私たちの学校は、その根源である神の愛に立つ「愛」を建学の精神の中心に置く学校です。そこで結実する実は、この言葉のとおり、神の「愛」の下に実現することが約束されています。その実は神に喜ばれる実です。

これらの実が私たちに実現するためには、すべての条件が整っていることが必要です。何かが欠けていても、それは良い実とはなりません。良い実の条件は、必要なものがすべてそろっていることです。その必要を全て神が与えてくださっていることを聖書は示しています。そして、その完全の手本はイエス・キリストご自身です。イエス・キリストがその生涯において私たちの手本となられました。そのイエスを仰ぎ見ながら歩む時、私たちに霊の実が結実するのです。

私たちの学校に、そしてそこで学ぶ皆さん一人ひとりに実るこの霊の実を、神に喜ばれる実として、感謝しながら、友人、家族、地域、社会、世界のために用いる人となりましょう。

(宗教部長 久保木 崇)