「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」

　(ヨハネによる福音書14章27節)

　世界では、戦争や自然災害、さまざまな人災が起こっています。

　しかし、イエスさまは「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。」と約束しています。しかも、「わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。心を騒がせるな。おびえるな。」と言っています。私たちが考えもつかない方法で、平和を実現すると言っています。

　日々心配事は尽きないかもしれませんが、皆さんには心配せず、おびえることなく、神様の約束を、試しに信じてみることをおすすめします。

　讃美歌312番「いつくしみ深き」は、キリスト教を知らない人でも1度は聞いたり、歌ったりしたことがある、日本でも世界でも有名な讃美歌の1つです。歌詞を現代風にしてみました。

 

１　イエスさまは、やさしく寄り添ってくれる友です。

　　罪や過ち、心の悩みを取り去ってくれます。

　　心の苦しみを隠さずに打ち明けるなら、

　　その重荷を一人で抱え込む必要がありません。

２　イエスさまは、私たちの弱さをよく知っていて、

　　憐れんで、受けとめてくださいます。

　　悩みや悲しみに沈むときでも、

　　祈りに応えて、慰めをくださいます。

３　イエスさまは、変わらない愛で、導いてくださいます。

　　たとえ周りの人が私たちを見捨てても、

　　祈りに応えて、支えてくださいます。

 

　これがイエスさまが与えると言った平和の1つなのかも…

(教諭　西川　謙)