12月2日、本校特進GROW-UPコース（獣医・理系専攻）では、猛禽類医学研究所代表・齊藤慶輔先生を講師としてお迎えし、『絶滅の危機に瀕した猛禽類との共生を目指して ～北海道における希少種保全の最前線から～』と題した特別講演を実施しました。

講演では、野生動物医学や保全医学の最前線で展開されている取り組みに加え、「環境治療」という視点から、野生動物と人間、さらには自然と人間との関わり方について、多角的にお話しいただきました。齊藤先生がこれまで現場で対峙してこられた事例や、そこから見えてくる課題の本質は、生徒たちにとって大変刺激的で、静かな緊張感の中にも真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。

野生動物を取り巻く現状を知り、自分たちにできる行動や社会の在り方について考える貴重な機会となり、講演後には多くの生徒が先生に質問を寄せていました。将来、野生動物に関わる職業を志している生徒もおり、今回の学びは進路選択を深める上でも大きな意味を持つ講演となりました。