【日曜メッセージ】「マリアと私たちの賛歌」(アドヴェントⅢ礼拝・賛美礼拝)

Date:2025.12.21

「メリー・クリスマス!」今日の日曜日はクリスマス週に到達したことを祝うクリスマス礼拝の日です。皆さんにも、イエス・キリストの愛のメッセージが届きますように。素敵なクリスマスをお過ごしください。

 今日は、アドヴェントⅢの学校礼拝メッセージをお届けします。この礼拝は「賛美礼拝」と位置付けられ、吹奏楽部と音楽部のコラボレーションで、「Christmas medley」が賛美演奏されました。美しい音色にみんなで聞き入り、賛美を共有しました。感謝。(紙面のため皆さんにはお聞かせできませんこと、お許しください。) では、メッセージをお届けします。

「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。」

(ルカによる福音書1章47節)

  アドヴェントの4本のロウソクはイエス・キリストによる希望・平和・喜び・愛を象徴しています。今日は『喜び』を表す3番目のロウソクに火を灯しました。

 11月からはどこに行ってもクリスマス・キャロルが聞こえてきます。イエス・キリストのお誕生を祝い、降誕に関わる様々な物語と人々の喜びと希望などが歌詞になってアドヴェントからクリスマスにかけて欠かせないものだからです。

 「おめでとう、恵まれた方。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。~いと高き方の子と呼ばれる」(ルカ1:31~32)と、告げられた天使の知らせを、マリアは恐れ戸惑いながらも受け止めて、神様を賛美します。『おとめが身ごもる』ということは、当時のユダヤの社会では恥とされ、命さえ危険な状況に追いやられることでありました。それでも『力ある方がなさることだ』と、マリアは賛美します。マリアは世間から見ると、身分の高い者、立派な学力の者、あらゆる面で優れた者など、他に神の子の母に相応しいかに見える人も多いと思えますが、身分も低い、田舎の少女のごく平凡な自分を神の子の母と神様がなさったという確信が賛美になりました。

 皆さんも、恐れ戸惑うことがあるとしても、周りから何かを言われても、何かに確信があると、どこから力が出るのか不思議な程に、やってみよう、頑張ってみようとするでしょう。神様はごく平凡な私たちに、目を留めて、『愛』を実現して生きる人として、とわの森三愛高校で学ぶようになさったのではありませんか。

 世界の人々がマリアのように賛美しながら『救い主』イエス・キリストのお誕生を待ち望むのがアドヴェントであります。私たちも神様のなさったことを賛美しましょう。マリアの賛美は私たちの賛美でもあるのです。

♪♫皆に送る聖句 ・ヨハネによる福音書3章16節、・フィリピの信徒への手紙2章6~8節

(酪農学園宗教主事 朴 美愛)