【日曜メッセージ】「さあ、目を覚まして」(卒業記念礼拝)

Date:2026.03.01

卒業式を2/28に控えて、全校で卒業記念礼拝を行いました。そのメッセージをお届けいたします。

「だから、目を覚ましていなさい。あなたがたは、その日、その時を知らないのだから。」

 (マタイによる福音書25章13節)

 3年生の皆さんは、間もなくこの学び舎を卒業されます。新聞などで皆さんの活躍を見て、とても励まされました。時には眠い目をこすり、学業や部活に3年間、通い続けた努力は素晴らしいものです。家族も人生を削りながら支えて来たのですから、卒業は家族にも特別の喜びの時です。少し照れくさくても、「3年間支えて下さり、ありがとう」。そんな配慮ある言葉を語れる皆さんです。お世話になった先生、事務、守衛、掃除の方々へも感謝の言葉で学び舎を後にしてください。大切な時の気付きが、更に良い想い出にさせましょう。

 厳粛な卒業式は、関わって来た全ての方への敬意です。感謝の溢れた良き祝宴の時でありたいものです。イエス様は「さあ、目を覚まして」と言われました。結婚に臨む十人の乙女の半分もが眠ってしまい、到着が遅れた花婿に気づかず、喜びの祝福に与れなかった譬え話しです。疲れて寝ぼけても誰か目覚めていれば、みんな一緒に神様の大切な祝宴に与れるのです。自分のことに追われ、素敵な出合いとチャンスを逃さないよう「目を覚まして」と言ったでしょうか。

 スコットランドのアイオナという小さな島の小さな聖堂入口に、Today is the first day of the rest of your life.「今日という日はあなたの人生の、残りの第一日である」の言葉が刻まれ、祈りに訪れた人々に新たな思いを起こさせます。貴重な時間は戻りませんが、何回でもやり直せます。気付いた時から始めれば良いのです。

 学校の礼拝で様々な先生が聖書の言葉を真剣に考え、皆様に語られ、共に祈り、賛美した経験は、大切な宝となりましょう。さあ、目を覚まして、貴重な一瞬一瞬を味わいながら、互いの努力と友情を称え合い、感謝の言葉をもって新たな一歩を歩み出してください。明後日の卒業式を思い、3年生の皆様の上に心からお喜び申し上げます。

(日本基督教団野幌教会牧師 福島 義人)