【日曜メッセージ】「賜物を生かして」
Date:2026.06.14
あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい。
(ペトロの手紙一 4章10節)
聖書は、2000年間変わることなく、キリストの十字架による神の赦しとキリストの復活による永遠の命が、すべて信じる者に与えられると告げています。天に上られ、神の右の座におられるキリストは、再びこの世界に来て、最後の審きをなさることも予告されています。その時、私たちが神様から授かった賜物をどのように活かしたかが注目されるのです。私たちは弱くて自分がかわいい存在ですから、何かにつけ自分を優先してしまいます。しかし、神様が私たちに託されている賜物は、自分ひとりの中で完結してしまうほど小さなものではないことを今日の聖句は語るのです。
本校の建学の精神は「三愛精神」です。このことは聖書の教えにその土台を置いています。イエス・キリストは、第一の掟として「神を愛す」ことを語られました。そして第二に「隣人を自分のように愛しなさい」と語られました。すなわち「人を愛す」こと、この二つこそキリスト教の黄金律と言われるものです。そして私たちは、神の与えてくださったこの大地の管理者として「土を愛す」を建学の精神に掲げて、神からの問いかけに応答し続けています。ここに一貫して掲げられる「愛」は全てのことの大前提となるものです。何よりもまず互いに心を込めて愛し合うことです。神からいただいているものを生かす第一歩は、まず「愛」を互いのものとすることなのです。
その上で、神様から授かっているあらゆる賜物をその管理者として、それを生かして互いに仕えるようにと教えます。そのすべてが神の栄光とへとつながるとも指摘します。今日私たちは、学校の年度聖句に直結するこの言葉を大切に受け止めましょう。そして心の内からあふれるあなたの実践、行動、努力につなげて行きましょう。それは神の存在に私たちが気づくことにつながり、大いなる経験となっていくのです。信じているかどうかではありません。信じている人にも、信じていない人にも、神はすでに必要な賜物をお与えになっているのです。私たちの持っているものは自分の力で手に入れたかのように思って傲慢になってはいけません。傲慢ではなく謙虚こそが必要なのです。「思慮深く、身を慎んで」との言葉はそのためなのです。あなたの持てるものを最大に活かす方法、それは与えてくださった神様に感謝することから始まっていくのです。
(宗教主任 久保木 崇)