【日曜メッセージ】「 なおいっそう励もう 」(夏休み前礼拝)
Date:2026.07.19
兄弟たち、なおいっそう励むように勧めます。そして、わたしたちが命じておいたように、落ち着いた生活をし、自分の仕事に励み、自分の手で働くように努めなさい。
(テサロニケの信徒への手紙一 4章11・12節)
学校祭を終えました。いよいよ夏休みを迎えます。皆さんのこの3か月間はどのような経験と喜びを共有する時間だったでしょうか。たくさんの喜びをお互いに分かち合ってきたことを振り返って思い起こしてもらいたいと思います。学校祭では雨にもかかわらず、多くの方々に来校していただきました。愛に満ちたおもてなしをすることができたでしょうか。この学校の愛に立つ喜びと幸せを共有できたなら素晴らしいことだったのではないでしょうか。
今日の聖書にあるテサロニケの教会は、とても実践的な教会であったことで知られています。何よりも愛に満ちていました。「兄弟愛」を原語ではフィラデルフィアと表記します。この思いと実践が教会の中での関りの核となっていたのでした。その根幹は神の愛。これは私たちの学校が目指すものと同じではないでしょうか。その実践がしっかり根付いているからこそ、伝道者パウロはテサロニケ協会の人々に「あなたがたに書く必要がない」とまで言いきったのでした。なんと素晴らしいことでしょう。その上でパウロは、「なおいっそう励むように」と勧めているのです。愛の実践が積み上げられるところに、さらに愛の業が求められていることを気づかせてくれる言葉です。愛をもってお互いに相手のために関わることは、「もうこれでいい」ということはなく、確かな必要に気が付く心を私たちに持たせてくれるものなのです。
でもそれは決して華やかなことではありません。目立つことでもありません。もちろん奇をてらうことでもないのです。むしろ地味で目立たず、普段の生活の堅実さの中にそれはにじみ出るものなのです。あなたに託されていること、あなたに与えられている課題、あなたの役割を、自分に与えられた力を信じて、その力を惜しみなく用いて、あなたのできる限りにおいて実践するのです。それは一途にして、且つ静かなる行動なのです。
学校で学び、仲間と共に培ってきた愛と喜びと幸せを、ここから始まる夏休みは、広い世界に出かけて行って実践する時です。一人ひとりの働きを神様は、今こそ必要としています。年度聖句にあるように、あなた方の立派な行いを、謙虚に、静かに、自然な姿で実践してきてください。
(宗教主任 久保木 崇)