【日曜メッセージ】「 隣人愛② ~思いやる心~ 」(朝礼拝)

Date:2026.09.27

 本日は、朝のショート礼拝からのメッセージをお届けします。

「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

(マタイによる福音書 7章12節)

  「インクルーシブ」という言葉を知っていますか? これは、年齢や性別、障がいの有無、国籍、宗教、性的指向などの違いに関わらず、すべての人が社会に参加し、活躍できる「包括(ほうかつ)的」「包摂(ほうせつ)的」な考え方や取り組みのことです。

 「例えば、車椅子の人も障がいのない人も一緒に楽しめる遊具を設置した公園や、多様な働き方を認めて誰もが能力を発揮できる職場環境づくりなどが、インクルーシブな取り組みの具体例として挙げられます。~中略~ 一人ひとりの違いを価値として捉え、誰もが排除されることなく参加できる環境を作ることを重視します。」(「朝日新聞SDGs ACTION!」より抜粋)

 みなさんの周りに障がいを持った方はいるでしょうか。障がいを持った方たちは、周囲の人たちから差別されたり、不当に扱われ、嫌な気持ちになるときがあると聞きます。しかし、みんなが「隣人愛」を意識して行動することで、「思いやり」のある接し方ができるのではないかと思います。

 今日は「隣人愛」について一緒に考えたいと思います。「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」という本に書かれている一つのエピソードを皆さんに紹介します。この中に書かれている一つ「車いすの特等席」というお話です。出展:「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(サンクチュアリ出版)

(あらすじ)

 東京ディズニーランドを車いすに乗った一人の少女が家族と訪れます。家族の願いは、少女に大好きなパレードを見せてあげること。しかし、多くの人がパレードを待つ中で前に出ることはためらわれました。しかし、そこに一人のキャストがあらわれ、家族を特別な場所へと案内します。そこは、少女のためだけに用意された、まさに「車いすの特等席」でした。パレードのキャラクターやダンサーが、次々と少女に向かって手を振り笑顔を送ります。少女の顔には、病気を忘れたかのように最高の笑顔があふれ、家族も一緒に喜びました。心からの感謝をキャストに伝えると、「すべてのゲストに幸せを」というディズニーランドの当たり前のことをしただけとの答えが。家族はさらなる感動に心がいっぱいになったのでした。

 皆さんは隣人愛、愛の実践の在り方として何を感じましたか。

(聖書科教諭 新井 昭雄)