【日曜メッセージ】「 主を忘れないように 」

Date:2026.11.08

むしろ、あなたの神、主を思い起こしなさい。

 (旧約聖書 申命記 8章18節)

  私たちはうまくいっている時は、自分の手柄と思いやすいものです。そしてうまくいっていない時は、誰かのせいにしたくなるものです。でもよく考えてみましょう。その事柄のうち、あなたが企画し、計画し、段取りをして実現したことはどのくらいありますか。自分の力だけで実現できたことはありますか。

 むしろ誰かの協力を得て実現したこと、何かの支えによってかなったこと、見たことも会ったこともない人が、今のあなたにとってかけがえのない存在として役割を果たしてくれていたから、今の私たちが存在できているのです。あなたが今着ているものも、今日食べてきたものも、住まいも、登校のために使った全ての方法も、今日一日あなたのために用意されている全てのものはあなたが自分で生み出したものではなく、実は与えられているものなのです。もっと言うなら、時間も空間も、家族・友人などの人間関係も、そして命も、あなたのために与えられているものなのです。あなたはそこで大切な役割を果たす存在なのです。

 そこで注意が必要です。私たちは、自分中心に物事を考えてしまいやすい存在です。でも、その見方は、神様をそっちのけにする考えです。「神様がいない」ということは、世界の全てを創り出された神がいないということ、私たちを愛してくださる神がいないということ、私たちを救い、導き、最善を実現してくださる神がいないと言っているのです。その世界で、あなたは自分の力だけで何を実現することができるのでしょうか。どうやって生きていくのでしょうか。

 今日の聖書は教えています。「むしろ、あなたの神、主を思い起こしなさい」と。私たちに一つひとつ与えられるものを生かすため、それらは大切な目的を持って神様が私たちに与えているものだと気づくことが大切だと教えているのです。私たちを支えて生かし、私たちに目標を与え、あなたに道を示してくださる神が共にいることに気づき、その教えを思い、かけがえのない関係を感じること。それは自分が神様から愛され必要とされていることを知ることなのです。共におられる神様を近くに思う喜びの中を生きる人となりたいものです。

(宗教主任 久保木 崇)