【獣医・理数コース】道内研修旅行に行ってきました。

Date:2020.10.13

10月7日(水)から9日(金)に獣医・理数コース1年生が2泊3日の道内研修旅行に行ってきました。

●1日目(10/7)
午前中、「千歳さけますの森さけます情報館」で、サクラマスやベニザケなどの水槽やサケの孵化等に関する展示を見たり、サケの稚魚を放流したりしました。
午後の研修地「足寄動物化石博物館」には、海洋哺乳類の化石や骨格がたくさん展示されていました。
施設の方から、カバやクジラ、足寄で発掘されたデスモスチルスについて説明を受けた後、各自で館内を見学しました。

●2日目(10/8)
午前の研修地は「東京大学北海道演習林」でした。新型コロナウイルスの影響で、演習林の入口付近を見るにとどまりましたが、それでも天然林における樹木の種類やそこに住む野生動物の生態や環境保全における獣医師の役割などについて、東京大学の先生から説明していただきました。
その後、午後の研修地「十勝農業共済組合鹿追家畜診療所」へ行きました。
この日は運良く、牛の第四胃変位の手術を2回見ることができました。
18時半ごろ旭川のホテルに到着しました。
ホテルではソーシャルディスタンスが徹底されていて、無言でいただく食事はちょっと不思議な感覚でした。
20時30分から、旭山動物園の坂東元園長による講話がありました。
酪農学園大学の卒業生で、現在酪農学園大学で教えることもあるという坂東先生は、人間と野生動物の関係はどうあるべきか、動物園に求められる役割は何か、命を大切にするとはどういうことかなど、心に響くお話をたくさんして下さいました。

●3日目(10/9)
道内研修最終日は、午前中「旭山動物園」へ行きました。
園内に滞在中、動物病院で勤務されている獣医師の方(酪農学園大学獣医学科の卒業生)に具体的な仕事の話も聞くことができ、皆興味深そうに聞いていました。
午後は、最後の研修地である「宮島沼水鳥・湿地センター」へ行きました。
マガンの飛来地として有名な宮島沼はラムサール条約に登録されており、現地ではスタッフの方から、宮島沼が多くの生物のために果たしている重要な役割などについて聞きました。

この2泊3日の道内研修旅行を無事に終えることができたのも、保護者の方や旅行業者のおかげです。
ありがとうございました。