【日曜メッセージ】 「 『共に喜び、共に泣く』  」

Date:2022.05.01

~今、私たちにできること~

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」

(ローマの信徒への手紙 12章15節)

 

本校では、三愛精神に基づき、聖書に書かれている「自分を愛するように隣人を愛する」を実行しています。その一つとして、チャイルド・ファンド・ジャパンの働きに募金という形で参加をしています。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、主にフィリピン・ネパール・スリランカの子ども達のために、教育や保健・栄養、家族の生活改善などの支援活動を行う特定非営利活動法人です。本校では、これらの活動のうち、フィリピンの子ども達(小学生~高校3年生)が学校へ通うための支援活動に、毎年募金をしています。フィリピンでは多くの家庭が貧しく、中には児童労働により家計や家庭を支えている子供たちが少なくありません。本校では学校に行けない子ども達に直接お金をささげるのではなく、その子ども達の保護者が地域で働くことで、子ども達が児童労働から解放され学校へ通えるようにする支援活動に対して、ささげているのです。

今日の聖書箇所は、今年度の年間聖句です。神様から与えられた一人ひとりの尊い存在に、心を尽くして寄り添う大切さが込められている聖句です。チャイルド・ファンド・ジャパンの働きを今一度覚え、募金という形で参加することは、この聖句を実行するために今私たちにできることと言えましょう。

私たちの生活は、神様によって実に多くのものが与えられています。住むところも、食べるものも、教育の機会も与えられています。何気なく送っている生活がどれだけ与えられ、恵まれていることでしょう。このことに感謝しつつ、遠いフィリピンの地で生きる子ども達を覚えて、とりわけ昨年度本校に与えられた4名のチャイルドを今年度も支えていきたいものです。

 

英語科 家山 麻希