【特進GROW-UPコース獣医理系専攻】1年生道内研修旅行 無事終了
Date:2022.08.09
8月1日(月)~3日(水)、特進GROW-UPコース獣医理系専攻1年生の希望者が、
感染対策を徹底した上で、2泊3日の道内研修に行ってきました。
- 1日目(8/1)
午前中、「千歳さけますの森さけます情報館」で、さまざまな種類のサケに関する展示を見たり、
サクラマスの稚魚を放流したりしました。また、サケの放流事業などの学びを深めました。
午後は「とかち鹿追ジオパーク」に含まれる然別湖へ行き、ネイチャーガイドの方の案内で、近隣の山林を散策しました。有名なナキウサギこそ見ることはできません でしたが、風穴の存在によって育まれるコケ類や風穴のない場所に育つササや樹木などの植生の違い、クマゲラやシマリスなど様々な動物の生態について学ぶことができました。
- 2日目(8/2)
午前は「東京大学北海道演習林」へ行き、天然林の成長過程・倒木更新、そこに住む野生動物の生態、さらには環境保全における研究者や獣医師の役割について、東京大学の先生から説明していただきました。午後は「十勝農業共済組合鹿追家畜診療所」を見学しました。生産動物獣医師の具体的な仕事についてお話を伺ったほか、牛の第四胃変位の手術を間近で4例も見ることができました。
夕刻に旭川のホテルに到着し、夕食を取った後、旭山動物園の坂東元園長をお招きして、講話をしていただきました。酪農学園大学の卒業生で、現在酪農学園大学で教えることもあるという坂東先生は、動物園で飼育される動物を私たちはどのようにとらえるべきか、命を大切にするとはどういうことかなど、深い話をたくさんしてくださいました。
・3日目(8/3)
午前中「旭山動物園」へ行きました。展示された動物を観察したほか、園内の動物病院で勤務されている獣医師の方(酪農学園大学獣医学科の卒業生)に病院内を見せていただき、具体的な仕事の話も聞くことができました。
午後は、マガンの渡りの貴重な中継地として、ラムサール条約に登録されている「宮島沼」へ行きました。夏場なので、残念ながらマガンはいませんでしたが、留鳥や近年問題となっている外来種のトノサマガエル等観察することができました。この研修で一回り大きくなって、夢に向かって、がんばっていきます。