【日曜メッセージ】「 クリスマスを迎える喜び 」  (アドヴェントⅡ)

Date:2023.12.10

「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち…」

    (イザヤ書 11章1節)

今日はアドベント音楽礼拝として、野幌教会オルガニストにお手伝いしてもらいます。音楽の父、バッハを中心としたプログラムです。バッハは10歳の時に両親を亡くし、腹違いの14歳年上の義兄で、小さな教会の貧しいオルガニストのクリストフに引き取られます。バッハは義兄から足鍵盤付チェンバロを習い、音楽に目覚めます。更に沢山の曲を弾きたいと、義兄が禁じた沢山の楽譜を、月明りを頼りに義兄の書棚から内緒で半年もかけて手書きで写しますが、練習しているのが義兄に見つかり、楽譜を全て捨てられるのでした。辛い寂しいクリスマスも、天国の両親との楽しい想い出に心を慰め過ごすのでした。結婚して20人の子宝に恵まれますが、内5人、最初の妻も病気で亡くします。家族の温もりを求め、悲しみを知る人で、それが音楽に深みを与えます。様々な思いを楽譜に込め記しますから、その解読は演奏者や聴衆の楽しみとなっています。4つのオラトリオの大曲の中でクリスマス・オラトリオの冒頭が、喜びに溢れた曲で始まるのは、バッハが救い主の誕生に、アドベントの出来事に特別の思いが込められているからなのです。今も世界中の音楽家に影響を与えるバッハ。今日はオルガンの響きの中で音楽家達のクリスマスの思いに心を重ねましょう。「わたしの愛する兄弟たち、思い違いをしてはいけません。良い贈り物、完全な賜物はみな、上から、光の源である御父から来るのです。」(ヤコブの手紙1章17節)

(日本基督教団野幌教会牧師 福島 義人)

<特別演奏(野幌教会オルガニスト)>

<前奏>バストラーレ 第2楽章 BWV590  J.Sバッハ

  • エッサイの根より  122-11 ブラームス
  • この日こそ喜びあふれ  BWV605 Sバッハ
  • いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV659  J.Sバッハ
  • 幻想曲 ト短調 BWV542 Sバッハ

<後奏>協奏曲ロ短調 第3楽章RV133 ワルター・原曲ヴィヴァルディ