【日曜メッセージ】「蒔いたものを刈り取るであろう」

Date:2024.10.13

「思い違いをしてはいけません。神は、人から侮られることはありません。人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。」

(ガラテアの信徒への手紙6章7節) 

収穫の季節、皆は何を刈り取るであろう。この世界で最も平凡な真理があるなら、それは蒔いたものを刈り取るという真理です。それは、皆がわざわざ農業をしなくても、よく知っていることです。この真理は神様から与えられた不変な自然の法則であります。それは、

1.蒔いたものを刈り取ることです。

2.多く蒔くものは多く刈り取ることです。

3.蒔いたものを刈り取るときがあることです。

このような自然界の法則、真理を用いて私たちの人生もこのようなことであることを教えているのです。

酪農学園の創立者黒澤酉蔵先生は(20才)北海道へ渡って、宇都宮仙太郎から酪農の三徳を聞きました。

1.役人に頭を下げなくてもよい。

2.牛が相手だからウソをつかなくてもよい。

3.牛乳は人々を健康にする。

黒澤先生は一生を酪農に捧げる決心をして、牛1頭を借りて酪農を始めました。今の酪農学園になるまでには90年を超える長い時間が経ちました。人は蒔いたものを刈り取るというのは大変厳しいことでもあります。

皆、何を刈り取りたいでしょうか。ものによって、刈り取りのときは異なりますが、格言に『思考を蒔くと行ないを刈り取り、行ないを蒔くと習慣を刈り取り、習慣を蒔くと品性を刈り取り、品性を蒔くと運命(人生)を刈り取る』とあります。私たちが、毎瞬間に何を考え、何をするかが一人ひとり、自分の人生になるのです。

神様の法則は祝福の法則であります。一粒を蒔いても、刈り取りは100倍、60倍、少なくても30倍になるのです。今、蒔くものをいつか刈り取るのです。自分の明日、未来に刈り取りたいものを蒔いていきましょう。

(酪農学園宗教主事 朴 美愛)