【特進GROW-UPコース】コース行事を実施しました

Date:2025.06.27

6月24日(火)、特進GROW-UPコースでは全学年でコース行事を実施しました。今年度は北海道大学を訪問し、午前は理系と文系で別プログラム、午後は合同で総合博物館を見学しました。

 午前の理系は人獣共通感染症国際共同研究所を訪問し、髙田礼人先生による講演と施設見学を行いました。髙田先生はエボラ出血熱やマールブルグ病の世界的な権威で、これまでに何度か本校生徒に対する講演をしていただきました。今回は直接先生への質問の時間を多くいただいたので、多くの生徒が積極的に様々な質問をさせていただき、そのすべてに丁寧に回答していただきました。髙田先生をはじめ、研究所の皆様には大変お世話になりました。感謝申し上げます。

 午前の文系は北海道大学情報基盤センターを訪問し、田邉鉄准教授から、生成AIを使った文系分野の課題解決についての特別講義を聞きました。特に、外国語学習における生成AIの活用法に焦点を当てた、大変興味深い内容でした。
生成AIに関する説明を聞くだけでなく、○×ゲームで生成AIに関する認識を確認する場面もあり、生徒たちは真剣な表情で、時には笑顔を見せながら、最新技術について深く学びました。
講義の後は、「言語を使わずに相手に情報を伝える」というテーマのもと、ワークショップも行われました。生徒たちは身振り手振りや絵を描くなど、様々な非言語コミュニケーションを駆使して互いに情報を伝え合う体験をしました。このワークショップを通じて、AIの進化がもたらす新たなコミュニケーションの形や、人間同士のコミュニケーションの奥深さを改めて実感する貴重な機会となりました。
今回の特別講義は、生徒たちが未来の技術である生成AIに触れ、その可能性を肌で感じる素晴らしい機会となりました。文系分野におけるAIの活用という視点から、生徒たちの知的好奇心を刺激し、将来の進路選択にも大きな示唆を与えてくれたことと確信しています。北海道大学の皆様、田邉准教授に心より感謝申し上げます。

 

 午後の総合博物館見学では、グループに分かれて、それぞれがテーマを決めた見学を行いました。展示物をどういう視点で見るのかを事前に考えたうえで見学することで、より深い探究的な学びとなりました。