【日曜メッセージ】「 神の畑、神の建物 」
Date:2025.10.05
わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。 (コリントの信徒への手紙一 3章9節)
全校生徒と野球部の秋の大会支部ブロック決勝を応援しました。一進一退の好ゲームに、選手も応援席も一体となった3時間。忘れられない記憶が刻まれたことと思います。この日を迎えるために、朝となく夕となく日々積み上げられてきた努力があることを思う時、野球部の皆さんに敬意を表します。と同時に、学習で、研究で、実習で、学級活動で、生徒会活動で、文化系・体育系部活動で、農業クラブで同じく努力を積み重ねる皆さんの姿を誇りに思います。
昨日の自分を振り返って、この半年の自分を振り返って、それぞれのこれまでの高校生活を振り返って、どのように何を積み重ねて今があるのかを考えてみましょう。そのためにどれだけの人たちの関りがあったでしょうか。一緒に努力してくれた人、よきアドバイスをくれた人、励ましてくれた人、支えてくれた人、発想を転換させてくれた人、ぶつかり合って自分を強くしてくれた人、まだまだ成長が必要なことに気づかせてくれた人、そのすべてのかかわりに感謝しましょう。その上で、聖書は語り掛けるのです。「成長させてくださるのは神です。」と。その成長を神が最善に導き、祝福されるのです。
今日の聖書は、「わたしたちは神のために力を合わせて働くもの」だと言います。ここに集まる皆が、聖書の言葉を聞いて、自分への問いかけとして向き合いながら、お互いを必要とするその場所が本校です。そして本校は、ここにいる皆さん一人ひとりが集まって、確かにあって目には見えない学校(建物ではないことはもうお分かりですね)を形作っています。皆さんの働きは、神の計画が成し遂げられるための役割を担っているのです。目には見えない神の畑として、神がおられることを真ん中において揺らぐことのない目には見えない神の建物として、あなたが存在していることの意味を見つけていきましょう。あなたの成長を神は喜び、祝福し、あなたの人生を、神の畑、神の建物として大切に用いてくださるのです。
(宗教主任 久保木 崇)